COMPANY

TAMAについて

TAMAブランドストーリー 代表からのメッセージ

偶然と必然が織りなす、
どこにもない真珠カンパニーへの道

祖父母が真珠の輸出業を営んでいたことで、小さな頃から真珠は身近な存在。真珠とはつかず離れずオトナになり、ファッション業界へ進みました。

偶然、真珠の勉強をしに宇和島を訪れたことから、真珠の魅力にとりつかれてしまったのは20代も終わり頃。

真珠生成の不思議、真珠の歴史、真珠の可能性…、知れば知るほど真珠にハマっていき、真珠アクセサリーの販売会社を立ち上げました。
そんななか、国内真珠を育てるアコヤ貝に病気が蔓延して生産量が減っていること、真珠の品質が低下していることなど、良くない情報ばかり耳にするようになります。

その頃、宇和島には私が「真珠の師匠」と呼ぶ人ができました。彼は「真珠の将来を守るには、自然環境に逆らわない陸上養殖しかない」と、早くから陸上養殖の開発に取り組んでいた人です。

その彼が他界してしまうと、私の視線はいよいよ新しい陸上養殖へ向いて行きます。もちろん、いまでこそ一般的になった「持続可能な」方法です。

何もない状態から陸上養殖について学び、さまざまな場所へ話を聞きに行くたび、それがいかに難しいことかを思い知ることになりましたが、そのたびに「これはやるしかない!」と、心に火がついていたのです。

私の熱意を伝え続けた結果、多くの研究所、機構、製薬会社、教授や研究者、県庁までもが協力してくださいました。

TAMA(株式会社タマ)を立ち上げたのはその頃です。
スローガンは「100年後の未来に真珠を届ける」としました。

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真珠養殖の枠を越え、
有機水産による持続可能な食糧生産へ

そして2017年には実証実験を、2021年には現在の手法につながる陸上養殖の研究をスタートすることになったのです。

2022年春、気軽な気持ちで行った鹿児島県の視察ツアーを通じて、南九州市から企業誘致の案件を紹介されました。

もう迷っている場合じゃない。真珠の師匠が口にしていた「閉鎖循環型」にチャレンジするときが来た! と思いました。

気がつけば、翌7月には水槽内にアコヤ貝がイキイキ育ち、わかめや海苔までよく育つ生態系が生まれていました。

とうとう海の環境を水槽内に再現することに成功したのです。

大きな機械も、危険な薬剤も使わないこの陸上養殖は、自然に寄り添う新たな有機水産。究極のサスティナブルを実現した「未来型陸上養殖」です。

陸上で水が腐らず、その状態を保っていられることを、科学者達は「ありえない」と言いました。でも、実際にあり得えたのです。

いま、養殖魚の餌が不足し、漁業は逼迫しています。魚も閉鎖型陸上養殖が可能になれば、健全な環境で育った健全な食べ物が供給できることになります。

それこそがSDGsへの貢献です。

「100年後の未来に真珠を届ける」をテーマに立ち上げた組織でしたが、私の使命は真珠を超え、有機水産による持続可能な食糧生産にあると感じています。

数々の出逢いや縁がつなぐ新しい陸上養殖。
キセキのように生まれた美しい真珠の魅力を未来へ継承していくとともに、日本の真珠の魅力を世界へ送り届けたいと思います。

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  • 森永典子 代表取締役社長

    ■プロフィール
    1963年生まれ。
    文化女子大学専攻科修了後、(株)ジュンアシダ、(株)ミキモトに勤務し、
    2社で日本を代表する服飾デザイナーに師事する。
    退職後、愛媛県宇和島市で真珠の知識を身につける。
    その後、2004年に会社(有限会社パールエンジェル)を設立。
    TV通販番組や雑誌にも多数出演。
    また、『文化学園大学の特別講義』・『中国国立 東北師範大学の特別講義』・
    『横浜国立大学大江ゼミ』・『東海大学遠藤ゼミ』の講師も務めている。
    2013年より一般社団法人日本真珠振興会が主催する『パールデザインコンテスト』を発足、
    実行委員として当コンテストを企画・運営。

  • 森永記子
    代表取締役社長

    森永典子代表取締役社長

会社概要 ABOUT US

会社名 株式会社タマ
所在地(本社) 〒892-0826
鹿児島県鹿児島市呉服町2-8


東京本部 〒141-0022
東京都品川区東五反田1-2-26-301


連絡先 TEL:090-2538-8040
FAX:03-6721-6847
代表取締役 森永典子
設立 2016年11月1日
取引銀行 三井住友銀行 五反田支店
大東京信用組合 戸越支店